妊娠期間には、尿検査は付き物といって過言ではないでしょう。
妊娠検査に始まり、定期検査のたびに尿検査を実施します。
受けずに済むなら検査をしたくないとお考えの方も多いと思います。
何のために検査をしているのか、調べてみました。
まずヒト絨毛性ゴナドトロピンというホルモンの有無により妊娠の確認。
定期健診では、糖やタンパクが排出されていないをチェックします。
タンパクが排出されていると、胎児にまわる栄養が流れ出てしまっている危険があるからです。
糖が排出されると、妊婦糖尿病が疑われます。
このとき腎臓機能が低下していることが考えられ、体の老廃物をろ過しきれず汚れが残った血液が循環して、胎児に悪影響があるからです。
またつわりが余りにひどいと、ケトン体という成分が排出されます。
これは、母体が栄養失調の状態であることを示しています。
母体が栄養失調なら、当然に胎児に栄養が行き届くはずがありません。
このようなことから、妊娠中の尿検査は不可欠なことなのです。
先にも書きましたが、胎児を身ごもるとヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンが分泌され、尿に排出されることにより、妊娠を確認することができます。
hCGは妊娠が成立すると血液や尿の中に増える糖たんぱく質です。
妊娠2週目 0.2mIU/ml
妊娠3週目 20〜50mIU/ml
妊娠4週目 50〜200mIU/ml
妊娠10週目には8000〜256000mIU/mlがピークで少しずつ減少していきます。
市販される妊娠検査薬は、このhCGを検知する値を20〜50mIU/mlに設定されているので、つわりなどはっきりとした自覚症状がない時期でも、妊娠の確認が可能となるわけです。
hCGの分泌には個人差がありますが、この数値が大きいほどつわりが酷いといわれています。
妊娠中毒症とは妊娠中期から後期に良く見られる病気です。
尿検査でタンパク(+)となることは珍しいことではありませんが、(++)以上の結果になったら、要注意です。
血圧140を超える、やむくみ症状が見られる、尿タンパクが出るということで、妊娠中毒症のように言われます。
しかし血圧やむくみ症状がなく、尿タンパクだけでも、入院して安静を保つ場合も出てきます。
元気な赤ちゃんとめぐり合えるよう、母体も健康維持が必要ですね。